分散対象素材のスタックポイント

前回、銅フタロシアニンブルーを例として、シナジストの顔料凝集と分散効果メカニズムを紹介しました。

今回は、他の分散対象素材である、他色の有機顔料を例に、弊社が凝集すると想定する箇所(以下、スタックポイント)を紹介します。

スタックポイントは、分散対象となる分子構造によって異なります。

銅フタロシアニンブルーは、中心の銅(Cu)が軸となり、さらに周囲のNがガイドとなって、積層方向に規則正しく伸びます。

弊社が想定するスタックポイントから、大きく3つのパターンがあると考えています。

1.強力な主軸に沿って、規則正しくスタックするパターン (例、銅フタロシアニンブルー)

2.環構造の面に沿って、2次元的に互い違いにスタックするパターン (例、キノフタロン、ジケトピロロピロール)

3.環構造の面に沿って、3次元的に格子状や鎖状にスタックするパターン (例、ジオキサジン、アントラキノン、キナクリドン)

分散材料は、単に『顔料との親和性がよく~』という言葉で表されますが、本来はスタックポイントをコントロールする設計を行うべきだと考えています。

単に顔料に吸着することだけではなく、スタックさせない分散材料としてのシナジストを目指しております。

以上。

※ご興味がありましたら是非弊社シナジストをご評価頂き、御社の製品品質向上と分散技術発展の一助となればと願っております。