顔料微細化時のシナジスト添加効果

一般的に分散と聞くと、ビーズミル等で処理することを想定されると思います。

弊社シナジストの効果発現メカニズムから想定すると、顔料の微細化にも効果があります。

弊社では、ソルトミリングに代表される顔料の微細化工程では、大きく下記2つの事が連続して起こっていると考えています。

1.顔料の結晶を分断し、顔料が微細化していく事

2.顔料の結晶が成長し、顔料が粗大化していく事

顔料が微細化されるためには、顔料の結晶成長より、結晶分断が早く起こる必要があります。

一般的には、ソルトミリングの場合、結晶分断させる焼結塩の大きさ、形、量をコントロールして、結晶分断を起こりやすくします。

さらに、ソルトミリング時の温度を下げることで、結晶成長を抑止します。

しかし、顔料が微細化されるほど、結晶成長のスピードが上がっていきます。

そのため、結晶成長を抑止するシナジストを添加することで、効率的に微細化が進むと、弊社では想定しております。

以上。

※ご興味がありましたら是非弊社シナジストをご評価頂き、御社の製品品質向上と分散技術発展の一助となればと願っております。